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自殺未遂の患者に対する保険給付の難しさ

2010/06/22

 ある人が自殺した場合、家族や友人など周囲の人々は大きなショックを受けます。自分がもう少し細やかな配慮をしていれば、彼あるいは彼女は死なずに済んだかもしれない。そう感じて、親は子の死に大きな罪悪感を抱き、子は親の死に「自分たちが負担をかけなければ、こんなことにはならなかったんじゃないか」という後悔にさいなまれます。

著者プロフィール

竹中郁夫(もなみ法律事務所)●たけなか いくお氏。医師と弁護士双方の視点から、医療訴訟に取り組む。京大法学部、信州大医学部を卒業。1986年に診療所を開設後、97年に札幌市でもなみ法律事務所を開設。

連載の紹介

竹中郁夫の「時流を読む」
医療のリスクマネジメントを考えるには、医療制度などの変化に加え、その背景にある時代の流れを読むことも重要。医師であり弁護士の竹中氏が、医療問題に関する双方向的な意見交換の場としてブログをつづります。

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