最近、メディアで、うつ病の社会問題化がよく取り上げられます。うつ病には身体症状など他の疾患も伴うと聞きますが、実際にはどんな疾患を伴っているのでしょうか?レセプトを使い、以下のようなやり方で調べてみました。
まず、うつ病の診断に近づくにつれて増加してくる疾患を分析してみました。具体的には、2008年7月~2009年6月の1年間に初めて「うつ病」の診療が開始された20歳から59歳までの患者2500人を対象にして、各患者のうつ病直前の2年間を半年単位にして、疾患の出現率(当該疾患出現数/母数患者数)を調査しました。
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著者プロフィール
木村真也(株式会社日本医療データセンター社長)●きむらしんや氏。1981年京都産業大学卒。大手外資系製薬会社マーケティング部長、CROバイスプレジデントなどを経て、2002年に日本医療データセンターを設立。
連載の紹介
レセプトを読み解く
日本医療データセンター(JMDC)では、複数の大手健康保険組合からのレセプトや健診データを基に、様々な分析を行ってます。1000万件を超える膨大なデータから、同社社長の木村氏が、医療の「今」を探ります。
この連載のバックナンバー
2012/06/11
2012/04/16
2012/02/16
2011/12/22
2011/10/21