「かゆみ」は、直接生命にかかわらないものの、集中力の低下や睡眠障害を招き患者のQOLを著しく損なうやっかいな症候だ。以前は、疾患の随伴症状としかみなされず、適切なケアや治療が行われてこなかった「かゆみ」だが、アトピー性皮膚炎をはじめとするかゆみの発生機序の研究が進み、その治療にも注目が集まりつつある。近年、皮膚疾患だけではなく、悪性腫瘍や内臓疾患が原因でかゆみが起こることも分かってきた。
本特集では、プライマリケア医が気付きにくい掻痒を伴う疾患のほか、目立った皮膚所見がなく抗ヒスタミン薬が奏効しない掻痒症に対し、専門医が行っている最近の治療法を紹介する。
特集●皮膚所見のない「かゆみ」はこう治す
特集●皮膚所見のない「かゆみ」はこう治す原因不明のかゆみは内臓疾患も疑うプライマリケア医向け「かゆみ」の診断ポイント
2010/03/10
内海真希=日経メディカル新規に会員登録する
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