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特集●キーパーソンに聞く日本のワクチン行政 Vol.3
「副反応への救済と医学的な追及は別にすべき」
国立感染症研究所感染症情報センター長 岡部信彦氏

――ワクチンを取り巻く国内の状況について、どのような課題があると思いますか。

岡部 わが国で接種できるワクチンが、海外に比べて少ないことが問題視されています。新型インフルエンザでワクチンが注目を集めたことなど、一般の多くの人々がワクチンの重要性に再び気付き始めたと言えるでしょう。海外では、子どもに多種類のワクチン接種が求められており、日本とは接種法が大きく違います。そうした事実に、海外経験のある人などは気付いています。

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