数年前から、「『コンビニ受診』の増加により医療崩壊が進んだ」といった内容の報道が目に付くようになりました。ただ、 実際にコンビニ受診はどのくらいあるものなのでしょうか?いつものように健保組合のレセプトを分析してコンビニ受診の実態に迫ってみたいと思います。
コンビニ受診とは、通常の診療時間帯ではない休日や夜間に、緊急性のない軽症患者が救急外来を受診することを指すのが一般的です。そこで今回は、2008年12月~2009年11月(1年間)の医科入院外のレセプトを対象に、診療報酬の初診料の時間外・休日・深夜加算の有無をチェックしてみました。上記の3加算は、診療報酬上では原則として以下のように定義されています。
新規に会員登録する
会員登録すると、記事全文がお読みいただけるようになるほか、ポイントプログラムにもご参加いただけます。
著者プロフィール
木村真也(株式会社日本医療データセンター社長)●きむらしんや氏。1981年京都産業大学卒。大手外資系製薬会社マーケティング部長、CROバイスプレジデントなどを経て、2002年に日本医療データセンターを設立。
連載の紹介
レセプトを読み解く
日本医療データセンター(JMDC)では、複数の大手健康保険組合からのレセプトや健診データを基に、様々な分析を行ってます。1000万件を超える膨大なデータから、同社社長の木村氏が、医療の「今」を探ります。
この連載のバックナンバー
-
2012/06/11
-
2012/04/16
-
2012/02/16
-
2011/12/22
-
2011/10/21