主訴 56歳、女性。失神を何度も繰り返した。 患者はトイレで排尿後、立ち上がった直後に意識を失い倒れた。意識は数秒で回復したが、その日のうちに何回か意識を失って倒れる症状が続いたため、救急外来を受診した。[医師限定]ログインして全文を読む
連載の紹介カンファで学ぶ臨床推論病歴と身体所見、検査値などから鑑別疾患を考え、追加の問診や検査によりいかに論理的に診断を絞り込むことができるのか。日常診療の基礎となる「臨床推論」のトレーニングに主眼を置いたカンファレンスを収録しました。本連載は、『日経メディカル』誌の「カンファで学ぶ臨床推論」(旧タイトル:「日常診療のピットフォール」)からの転載です。