「あなたの遺伝子を検査したところ、治療が奏効する可能性が高いと分かりました。がんばって治療してみましょう」―。C型慢性肝炎に対して行われるペグインターフェロンα+リバビリン併用療法の応答性の予測に、遺伝子検査が使われ始めている。
個別化医療は癌分野で先行しており、癌以外では、薬剤の投与量の設定が主な活用法。C型慢性肝炎の治療では副作用に苦しむ患者が多く、遺伝子検査で治療効果を予測できればその効果は大きい。2010年7月には、「IL28Bの遺伝子型測定によるインターフェロン治療効果予測」が先進医療として認定されており、関係者の期待も広がっている。
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