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台風に車が飛ばされる土地
内藤 祥(西表西部診療所)

2010/11/05

 地震大国日本で「耐震構造」という言葉が議論されるようになって100年たつという。これと同様に沖縄の離島では、昔より建物を建てる際には「台風に耐えられるか否か」という点が必ず議論される。それだけ南国の台風はすさまじいということなのだが、実際に離島に住んでみて、初めてその言葉の真の意味が分かった。

連載の紹介

離島医師たちのゆいまーる日記
沖縄県の離島診療所で働く、出身県も経験年数もさまざまな10人の医師が、診療だけにとどまらない日々の生活をつづります。「ゆいまーる」とは沖縄方言で相互扶助の意味。「ゆいまーるプロジェクト」は沖縄県の離島で働く医師たちが集う組織です。現在の執筆者は。「こちら
「ゆいまーる日記」が電子書籍になりました

 2009年から3年間、沖縄の離島で働く若い先生方に持ち回りで執筆していただいた「離島医師たちのゆいまーる日記」。連載のうち、選りすぐりの60本を再編集の上、電子書籍にまとめました。離島で1人で働く医師にはどのような役割が求められるのか、休みは取れるのか、家族はどうなるのか、島の人たちとの関係はどうなのか――。現場の話がぎゅっとつまった書籍となっています。

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