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ガングリオンへの対応は医師ごとにバラバラ
25%が「経過観察」、訴訟を恐れて「整形外科に送る」との声も

2010/10/29

 手足の関節、特に手の関節背側に腫瘍が出現するガングリオンは、良性の上、穿刺や手術でも再発のリスクがあるため、処置に迷うことが多い。では、現場では、どのように対応することが多いのか?

 実際には、経過観察とする医師が多いものの、整形外科に紹介するケースも少なくなく、考え方が割れていることが分かった。これは、MedPeerが同社のサービスを利用する一般内科、一般外科、整形外科・スポーツ医学、形成外科、小児外科の医師にインターネット上でアンケートを行った結果。

 最も多かった回答は、「病態をよく説明し、経過観察とする」で25.7%。「有症ならば穿刺するが、原則は経過観察」(50代、一般内科)、「無処置で十分。この程度の疾患にむやみに医療行為を行うべきではない」(50代、一般内科)といったコメントが見られた。

著者プロフィール

MedPeer(メドピア)●日経メディカル Onlineとメドピア(株)が共同運営する医師向けコミュニティーサイト。著名臨床研修指定病院との連携によるオンライン症例検討、薬剤に関する口コミ評価、各種のアンケートなどを実施。

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