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日経メディカル臨時増刊 unmet medical needs特集転載 Vol.14
【重症心不全】国内での心臓移植が可能に
待機小児用人工心臓に期待

「小児心臓移植の環境整備は喫緊の課題。同時に小児用人工心臓の早期導入も待たれる」と話す東大心臓外科の村上新氏。

 拡張型や拘束型の心筋症などの重症心不全患者に対しては、薬物治療や外科的手術などが行われている。治療抵抗性の症例に対しては、心臓移植植え込み型人工心臓などが選択肢となる。

 2010年7月、改正臓器移植法が施行された。臓器移植の年齢制限が撤廃され、本人の意思が確認できない場合でも家族の承諾があれば臓器提供が可能になった。改正により、15歳未満の小児からの臓器移植も可能になり、小児重症心不全に対する治療の道がようやく開けた。

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