喘息患者は高率でアレルギー性鼻炎を合併することが知られており、中には鼻症状の悪化に伴って喘息が増悪する患者もいる。このため花粉症など鼻炎の症状のコントロールは、喘息管理の観点からも重要となる。一方、アレルギー性鼻炎の患者が喘息を合併していることも少なくない。これからのスギ花粉シーズンも、鼻から気管支まで1本につながっている気道に起こるアレルギー疾患としてとらえるという“one airway, one disease”の考え方で、背後に潜む喘息を意識した花粉症診療を行う必要がある。
特集●シーズン直前、花粉症診療アップデート
シーズン直前、花粉症診療アップデート Vol.3花粉症の背後に喘息の増悪“One airway, one disease”のコンセプトでとらえる花粉症診療
2011/01/17
二羽はるな=日経メディカル新規に会員登録する
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