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今も残る「戦争マラリア」の記憶
藤原 昌平(波照間診療所)

2011/02/10

 最南端の島でもやはり冬はやってくる。とはいっても最低気温が10℃程度。九州でも雪が降るニュースが聞こえてくる今、本土に比べれば楽園のようなものなのだろう。ただ、4年も住んでいると暑さに慣れてしまい、10℃でも寒く感じるものだ。そんな季節になると発熱を訴えて受診する方はこの島でも多い。

連載の紹介

離島医師たちのゆいまーる日記
沖縄県の離島診療所で働く、出身県も経験年数もさまざまな10人の医師が、診療だけにとどまらない日々の生活をつづります。「ゆいまーる」とは沖縄方言で相互扶助の意味。「ゆいまーるプロジェクト」は沖縄県の離島で働く医師たちが集う組織です。現在の執筆者は。「こちら
「ゆいまーる日記」が電子書籍になりました

 2009年から3年間、沖縄の離島で働く若い先生方に持ち回りで執筆していただいた「離島医師たちのゆいまーる日記」。連載のうち、選りすぐりの60本を再編集の上、電子書籍にまとめました。離島で1人で働く医師にはどのような役割が求められるのか、休みは取れるのか、家族はどうなるのか、島の人たちとの関係はどうなのか――。現場の話がぎゅっとつまった書籍となっています。

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