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扶桑薬品工業茨城工場の立体自動倉庫設備が被災
地震でサブラッド血液ろ過用補充液の出荷が止まる

 扶桑薬品工業は3月14日、同社が販売する「サブラッド血液ろ過用補充液BSG 1010mL」および「サブラッド血液ろ過用補充液BSG 2020mL」について、当面は慢性腎不全患者へのHDF治療よりも、急性期の患者への治療に優先使用してほしい旨を発表した。

 同社の茨城工場(茨城県北茨城市)の立体自動倉庫設備が、東北地方太平洋沖地震により損傷し、同工場でのみ製造していた上記2品については、倉庫が稼働するまでは市中在庫のみとなるため。現時点では被害状況は把握できていないという。同社によると、同社のろ過型人工腎臓用補液のシェアは65%程度で、市中在庫は地域にもよるものの、平均1週間分程度。

 なお、同じく透析に使用する「キンダリー透析剤」は別の工場からも出荷されており、影響を受けていない。

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