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シリーズ◎医師の「働き方改革」
労基署の指導で夜勤手当が年9000万円も増額に
尼崎中央病院理事長の吉田純一氏に聞く

 尼崎中央病院(兵庫県尼崎市)は2018年6月に労働基準監督署からの是正勧告を受け、それまで当直料として払っていた人件費全てを時間外労働扱いとし、割増賃金をプラスして支払うように求められた。これを実行すると、当直(夜勤)の医師1人当たり、これまでよりも年間3000万円の人件費増を余儀なくされるという。同病院の当直医師は3人体制なので、合計9000万円の増額。「これでは経営が成り立たない」と嘆く理事長の吉田氏は、このたび公表された「医師の働き方改革に関する検討会」の報告書に願いを託すが……。


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